公共事業Webシステムの仕事とは?

― 途中参画した未経験SESが実際にやること ―

「公共事業のWebシステムって、実際どんな仕事をするんだろう?」

SESとして配属が決まったものの、

  • 開発が中心なのか

  • 保守や調査が多いのか

  • コードはどれくらい書くのか

が分からず、不安を感じている方は多いはずです。

結論から言うと、
公共事業Webシステムの実務は、新規開発よりも「改修・保守・調査」が中心 です。

私自身、未経験からITエンジニアに転職し、
公共事業向けWebシステムの案件に途中参画しました。

最初は全体像が見えず戸惑いましたが、
「何を求められているのか」を理解してからは、落ち着いて対応できるようになりました。

この記事では、途中参画した実務者の視点から、

  • 実際にどんな作業が多いのか

  • 未経験SESがどこで戸惑いやすいのか

を、イメージできるレベルまで整理します。


公共事業Webシステムとは

公共事業Webシステムとは、
自治体や官公庁の業務を支える 業務用システム です。

👉 実務配属後の全体像は

未経験ITエンジニアの教科書

未経験からITエンジニアを目指すとき、 「何から始めればいい?」 「どの企業を選べば後悔しない?」 と不安になりますよね…

でも触れています。

 

機能の特徴

  • 利用者は職員

  • 正確性・再現性・帳票出力が最優先

  • 管理画面・検索・条件分岐が中心

派手なUIや最新技術よりも、
「ミスなく処理できること」 が重視されます。


なぜ未経験SESが公共案件に配属されるのか

公共事業案件は、

  • 業務が標準化されている

  • 手順書・過去資産が豊富

  • 安定運用が最優先

という特徴があります。

そのため、

  • 影響範囲を守って作業できる

  • 手順通りに正確に進められる

未経験SESでも 段階的に任せやすい 環境なのです。

これは

未経験ITエンジニアの教科書

未経験からITエンジニアへの転職を考え始めると、求人票で頻繁に目にするのが SES SIer 自社開発 という言葉です。…

で解説しているSESの特徴とも一致します。

 


開発工程で関わる作業

公共事業と聞くと「開発が中心」というイメージを持たれがちですが、
途中参画の場合、新規開発より改修作業が中心になります。

仕様書の特徴

  • 分量が多い

  • 抽象的

  • 現行とズレている

仕様書+既存コード+画面挙動を突き合わせて理解します。


画面・帳票改修

途中参画でよく任されたのが、

  • 項目追加

  • 表示制御

  • 条件分岐の追加

既存コードを真似て改修する ことがほとんどです。


API・バッチ処理

案件によっては、

  • 夜間バッチ

  • CSV入出力

  • 定期処理

などの処理にも関わります。

ただし、途中参画では、
既存処理の調査・修正・テスト が中心で
ゼロから設計するケースは多くありません。


保守運用工程での実務

公共事業Webシステムでは、
保守運用の比重が非常に大きいのが特徴です。

データクレンジング・SQL調査

  • 条件に合わないデータ調査

  • 不整合の洗い出し

👉 SQLスキルは

未経験ITエンジニアの教科書

未経験でITエンジニアとして内定をもらったものの、「実務についていけるだろうか」 「何を勉強しておけばいいのか分からない…

で詳しく解説しています。

調査依頼対応

  • ログ確認

  • 再現条件整理

  • 原因切り分け

この工程で必須になるのが

未経験ITエンジニアの教科書

未経験からエンジニアとして現場に入り、 画面が動かない エラーは出ていないのに挙動がおかしい そんな場面で Chrome…

の考え方です。

テスト・エビデンス作成

公共事業では、

  • テスト項目表

  • 実行証跡

が非常に重視されます。

「動いた」ではなく
「確認した証拠を残す」 仕事です。


移行作業という特徴的な業務

公共事業案件では、
制度改正や標準化対応に伴う移行作業が発生します。

  • CSV出力・加工

  • SQL*Loader

  • 環境移行テスト

プログラミングよりも、
手順理解と正確性 が求められます。


途中参画の未経験SESが戸惑いやすい点

実際に途中参画して感じたのは、
技術そのものよりも前提理解の難しさです。

  • 業務背景が分からない

  • なぜこの仕様なのか不明

  • 全体像が見えない

これは 途中参画特有の難しさ であり、能力不足ではありません。


公共事業Webシステムに向いている人

途中参画の立場から見て、
向いていると感じたのは次のような人です。

  • 手順を丁寧に守れる

  • 影響範囲を意識できる

  • 安定性を重視できる

一方で、向いていないと感じたのは次のような人です。

  • 最新技術を追いたい

  • 自由度の高い開発をしたい


まとめ|途中参画でも「現実を知っていれば怖くない」

公共事業Webシステムは、
イメージだけで判断するとギャップが生まれやすい分野です。

しかし、

  • どんな作業が多いのか

  • 何を求められるのか

を知っていれば、
不安は大きく減ります。

この記事が、
公共案件に配属される未経験エンジニア・SESの方にとって
現場をイメージするための地図 になれば幸いです。


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